last updated on 2008/01/18

生存を支える会(仮)

 


 

生存を支える会(仮)から 2008/01/18 

 

 年末までに、私たちの予想と罰金請求額を遥かに上回る額のカンパをお寄せいただきました。また多くの方が本件に注目くださり、市や警察への怒りの声や、私たちの不慣れな支援の取り組みへのアドバイスをくださいました。このカンパによって罰金35万円は支払われ、元・野宿の仲間は労役場への収容を免れることができました。あらためて厚くお礼申し上げます。
  また、釈放以後、当該親子は紆余曲折の末、生活保護の決定をかち取り、この転居費用扶助の支給によってアパートに入居を果たしました。
  事実上、路上から直接、住居での生活保護をかち取った成果を、当該・支援者、そしてカンパやアドバイスをくださった方々の連帯の勝利としてここに記せることは幸いです。
  しかし、それは逆説的に、連帯の契機の無いところで、困窮する人々が生存権を保障されることがいかに困難であるかをも意味していると考えます。今回の取り組みを通じて、行政における生活保護の運用に問題が多いことも痛感しております。とりわけこの極寒の地で、行政による助力を最も必要とするだろう路上生活者が、セイフティーネットの最後の砦ともいうべき生活保護の対象から排除されているという矛盾を知った以上、これを放置することはできません。

 つきましては、引き続き、この課題への取り組みを行うことになる「生存を支える会(仮)」に、今後ともぜひ、連帯・ご指導の程、よろしくお願いします。

●Kさん(被逮捕当該)から
  路上の暮らしに出口が無く、未来の見えない毎日の中で皆様に出会い、なんとかここまで来ることができました。皆様に感謝申しあげます。
  住居に住んでいた頃には「なんとかなる」と考えていた自分も、住所を失い、どうしようもなくなっていく中で、初めて生活保護の仕組みの必要を考えさせられました。そのように追い詰められ、住む処がなくなった人が、住所がないからと言って保護を受けられないのは絶対おかしいと思います。このことを、また皆様と協力しあいながら、訴えていきたいと思います。

●Sさんから
  皆様からのカンパがなければ、今頃、私は外出禁止の老人ホームに入れられ、息子は労役になっていたことでしょう。皆様の支援により、今、屋根の下で、人間らしい暮らしをとり戻すことができ、10か月の路上生活で傷んだ体を回復させています。ありがとうございました。

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経過-

 
 

12月下旬 カンパ要請の間、二人の生活保護に向けて、市との交渉を続けま した。市は逮捕前に行った生活保護申請を一旦却下する方針を譲らなかったものの、以下5点について合意しました。       

1.住居の目処が付き次第、却下と同時に即、申請をすればこれを受理
2.その際、賃貸契約の費用(敷金・礼金など)は転居扶助とし て給付
3.賃貸契約費用は保護決定後の支払にできるよう、市が家主と 交渉。 これが不可の場合、転居費用扶助を前倒し給付
4.前回申請時の調査結果を援用することで、決定までの審査間 短縮を図る
5.保護の可否にあたり、保有している車両の処分について保留 する

12月25日 住居物件が契約可能な段階となり、Sさん、直ちに市に対して 生活保護申請。受理される。あわせて、あらためて 12月26日 カンパによる罰金35万円を支払い、Kさん勾留満期で釈放
12月27日 住居の契約・入居予定日。当日になり、市、上記合意「3」の 履行を突如拒否。半日にわたり交渉と待機を繰り返した末、履 行。同日、Sさん、ウイークリーを退去し、Kさんと共にアパ ートに入居。
1月4日   市、新居に面接に訪れ、「1月中旬に保護開始決定の見通し」 と、1月18日給付のスケジュールを告げる。ケースワーカー、 手持ち残高3000円の二人に対して「それで18日までそれ で乗り切れますね」と、むやみに気楽。
1月16日  生活保護決定通知到着。決定日付は11日付。

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カンパの御礼と速報 2007/12/29 

 

元・野宿の仲間は、無事アパートへの入居を果たしました。  しかし、生活保護の開始決定は未だなされておらず、市役所が開庁する1月 4日以降まで、まだまだ不安定な生活が強いられます。支える会(仮)は、保 護の早期開始に向け、今後も市との交渉を支援していきます。今後ともご注目 をお願いします。

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カンパの御礼と報告 2007/12/26 

 

本日26日午後、道路車両運送法違反の罪で略式35万円の罰金を支払 い、野宿の仲間は釈放されました。皆様からのご協力にあつく感謝申し上げま す。  全国の皆様から、現在までに総額約49万円をお寄せ頂きました。  また本日も断続的にカンパが寄せられており、正確な額は近日中に全体の経 過報告に併せて報告させていただきます。  また、カンパ要請以来、主に当該の住居・生活保護・刑事事件の3点につい て、多くの方から、ご心配やアドバイス、そして行政や警察・検察の不当性へ の怒りの声をお寄せ頂きました。当該に代わり、重ねてお礼申し上げます。  当該親子を巡る状況は、ある程度落ち着き次第、詳細な報告をさせていただ きたいと思うのですが、先日、奇跡的に賃貸契約までこぎつけられそうな物件 と巡り合い、住居確保の目途をもって、昨25日、直ちに再度、市に生活保護 の申請をし、これが受理されました。  釈放・住居確保・生活保護申請の3点が勝ち取られたことで、事態は大きく 好転しようとしています。  しかしながら、生活保護開始の決定には未だ至っておらず、昨日の保護申請 の際には当局が約束していた「転居費用(敷金など賃貸契約のための経費)扶 助の前倒し支給」も、今日になって雲行きが怪しくなっております。  行政は、「支援の皆さんがいれば、年末年始乗り切って行けますね~」など とムチャクチャなことも言い始めており、この交渉の行方によっては賃貸契約 自体が頓挫し兼ねず、今日から数日の間は、まだまだ二転三転の可能性を孕ん だ流動的かつ予断の許されない状態です。  近日中に、必ず正確な会計報告と推移を報告しますし、その際には、当該か らのお礼のメッセージも添えられるかと思いますので、皆様、どうかご注目く ださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

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カンパ要請 2007/12/22  
注)現在罰金に対するカンパ要請はしていません。

夜には氷点下に届く信州松本の寒風のもとで野宿生活を強いられてきた仲間 が、交通違反の微罪で逮捕され、23日間もの拘留の末、40万円もの罰金支払の 攻撃を受けています。  私たちは、通常であれば厳重注意と2泊3日程度の「おしおき」で済まされ るはずの法律違反に「住居不定」であることのみをもってなされた今回の重罰 化を、貧困階級全体に対する不当な攻撃と捉え、議論の末、罰金支払支援のた めにカンパを募ることを決めました。  個人の刑事罰に対するカンパには疑義も多いことかと思いますが、下記ご一 読の上、賛同できる方は、ぜひご協力ください。

お問い合わせ

生存を支える会(仮)                        

080-5141-4694

渉外担当 八木航                         

会計担当 豊原直樹

カンパ窓口口座 郵便振替口座  記号11120 番号5502101 トヨハラナオキ

1.責任の大半は格差社会に!

逮捕の被疑事実は、車検切れ・無保険の自動車の運転です。彼は、賃金未払 いなどのトラブルの末、職と住居を追われ、野宿生活を強いられてきたわけで すが、亜寒帯での身一つでの野宿は事実上不可能であり、松本での野宿の大半 は、車上生活となります。 そして彼はその間、水汲みなど最低限の移動のために、「住居」である自動 車を運転していました。 新自由主義の矛盾の顕れの中で、自身と、車内に同居の82歳の母親の生命 を、かろうじてつなぎとめるための最小限の行為は、いかに「自己責任」の違 法行為といえども、23日の拘留と40万円の罰金に相当するものではないは ずです。違法行為に対する自己責任が問われることは事実ですが、その範囲に ついて弁護士は「せいぜい10万円が妥当」と判断しています。

2.責任の一端は行政と警察に!

行政も、警察も、彼が車検切れの車に居住し、運転していた事実を知ってい ました。知っていたのに、これを放置してきたのです。行政は、生活保護の申 請に対して取りつく島もないような形で追い返しつづけ(いったい、どこへ 「帰れ」と言うのか!)、何の策も採ってきませんでした。日本中の行政で行 われている「水際作戦」の典型的な姿勢です。 逮捕は、当初「このまま山を眺めて死んで行くんだ」と言っていた彼らが、 私たちと出会い、生きる意志を取り戻し、生きるために生活保護獲得の行動を 開始した矢先に強行されました。 だから、逮捕の責任の一端は、状態を知りながら放置してきた行政にあり、 警察が罪に問うたのは、交通違反ではなく、彼らが生きようとする意思そのも のにあります。

3.緊急にお願いします!

私たちは、生きるための意思をくじき、無一文の身の上に、更に高額な借金 を負わせようとする警察・検察の判断を肯定することはできません。この攻撃 を、生きようと思い始めた矢先の彼の一身に担わせるべきではないと考えま す。 この考えを支持してくださる方からのカンパによって、ともに攻撃を跳ね返 していきたいと思いますので、ぜひご協力ください。 釈放のかかった罰金請求日が26日に迫っています。一方で、「住居」で あった車両を奪われ路上に放擲された母親は、今日も住宅物件探しと被疑者へ の接見、市への生活保護の交渉にと、傷んだ足を引きずって走り回っていま す。 私たちも、なんとしても、親子が屋根のもとで落ち着いた年末年始を迎えら れるよう、手分けして全力を尽くしています。 遅れがちになることが予測されますが、ご協力くださった方々に、随時、経過 を報告していこうと思いますので、ご注目と支援を、どうかよろしくお願いし ます。 なお、罰金の正確な額は未だ示されておらず、弁護士が値下げ交渉に全力を 尽くしています。つきましては、カンパの総額が罰金額を越えた場合、当該2 人の生存支援と、この間、二人をサポートしてきた支援活動の経費にあてさせ ていただく旨、ご了承ください。


注) 現在罰金に対するカンパ要請はしていません。

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会計報告-

 

1月18日

カンパ総額(79人+団体6)   857044円
罰金支払            350000円
支援活動経費          179087円
高額カンパ返還         290000円
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残金               37957円 

残金は、Kさん・Sさんへの支援活動ならびに、今後この地域の路上で困難な生を送る人々への支援活動、そして可能な範囲で各地からの緊急カンパ要請への応答に充てさせていただきます。ご支援ありがとうございました。


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連絡先-